水と住まいの事業/住設サービスセンター
●事務(営業サポート)
社員インタビュー
水と住まいの事業には、水工、住設、電工、土木、設備の5業態がある。中でも、住設は、キッチンやシステムバスなど住宅用の各種設備に加えてドアなどの建具や壁材・床材などの建材を扱い、お客様は中小規模の建築設計会社様や工務店様を中心に、人と人との関係を大切にしながら日々活動している。
商品知識もシステムも大事、でも、もっと先回りしてみんなのお役に立ちたい。
社員プロフィール
住設サービスセンター 事務
新卒入社。当初、新卒採用をする部署に配属となったが、5年後に念願の営業拠点へ。自分が営業マンになることよりも、営業マンをバックアップしていく事務という立場が気に入っていると言う。
自分の部屋を持てた。嬉しかった。そんな思い出が、住宅業界につながった。
「子どもの頃にマンションから戸建てに引っ越して、庭ができ、自分の部屋ができたことにとても喜びを感じました。そういう思い出もあったんで、就職活動を始めるにあたって、そんな喜びを提供する仕事がいいなと思ったんですね。そこで、住宅に関わる業界の企業を中心に会社訪問しました」。
就職活動を続ける中で、住宅業界にはハウスメーカーや工務店以外にも商社という選択肢があるんだと気づいた。そして、自社商品に限らず、いろんな商品の中から最適な選択肢を見つけて提案するという仕事が自分には合っていると思ったと言う。
「それに加えて、渡辺パイプの社風ですね。お会いした人事の方々がとてもフランクで、それも決め手になりました。これまでは、学生さんと接することが多い仕事でしたが、仕事で営業拠点を訪れているうちに、お客様に近い営業拠点で働いてみたいという気持ちが芽生えてきました。学生の時のアルバイトでもずっと接客の仕事をしていて、お客さんに近いところが良かったんですね。そして誰かをサポートする位置に一番やりがいを感じるので、今回異動してきた営業所の事務という仕事は本当に自分にミートしていると思います」。
見積り作成が第一の主要業務。社内外のシステムを駆使して見積もる。
私の仕事は、営業のサポートが中心だ。大きく言うと、①見積り作成、②メーカー受発注・納期管理、③請求書の処理、④入金管理、⑤メーカーカタログの保管となり、中でも見積り作成と受発注で仕事の6割を占めるという。
「一番が見積りですね。営業が現調(工事現場の調査)に行って、お客様から細かく要望を聞いてきて商品の仕様が決まったところで私の方に指示が来ます。例えばキッチンなら、トビラなどの細部や色などを伝えてもらって、TOTO、LIXILなどメーカーさんの見積りシステムを使ってサイズや色を決め、換気扇はこれと細かく入力していくんです。すると、お客様へ見せる画像データや部品類、金額が出てくるので、それを弊社のシステムに反映させて、弊社様式の見積書を作成するという流れですね。また、詳細が決まってない時は、メーカーさんの推奨プランをいくつか作成するんですよ」。
このメーカーのシステムについては、メーカー側の教育研修があり、そこでしっかり学べるという。
商品知識ももちろん大事だが、先回りしてもれなくお返しすることがもっと大事。
ここまで聞くと、数ある商品を覚えられるのか不安を感じるが、さすがにそこは営業も心得ていて、キャリアが浅い内はかなり細かく指示をくれるという。そして、頼りになるのはメーカーさんだ。20社くらいとは毎日のようにやり取りしているようだが、彼らはお客様に商品を買っていただくという同じ立場でもあるし、お客様から注文をいただいて発注する<受発注>の間にも気の合う担当者と巡り合うことになるからだ。そうなれば、遠慮なく問合わせればいい。
「商品はたくさんありますが、キッチンとか女性には親しいものなんで商品知識を付けるのもそんな苦にはなりませんね。それに、ゆくゆくはリォーム現場の写真を見ただけで、全部をバンバン見積もれるようになったらいいなぁとも思います。やりがいありますよ、きっと。だけど、それも含めて、お客様や営業が求めていることをちゃんと先回りして、全部用意してお返しすることがもっと大事ですね。だから、たとえば見積りをただ作って営業にわたすんじゃなくて、納期がこのくらいかかるので早めの発注をお願いしたいとか、とくに大事な情報や欲しい情報を一言付け加えることですね」。
チームになれば、営業マンに頼られ、
お客様やメーカーからも信頼される。
住設サービスセンター 所長
事務がしっかりしていると、必ず営業所の業績も上がっていく。
「大抵は3カ月くらいで事務の基礎を学んでいただいきます。最初の内はわからないところも多いと思うので、どんどん問合せしてください。自己完結もできるようになって、かゆい所に手が届くようになってくるとありがたいかな(笑)。」
やはり、いろいろなサービスセンターを見ていても、事務がきちっとしっかりした仕事をしていて戦力化しているところは、必ず業績がいいと言う。
「働き方改革とか、生産性アップという時代ですから、営業マンは外へ外へ出て行って仕事することが業績アップには重要となってくる。自ずとシステムを使った見積りや受発注という仕事は内勤の事務に任せたい。それはもう必然ですね。だから、商品知識も一定に持ち、メーカー発注も、納期も管理してほしい。となると、スキルとともに自分で判断していく場面も出てきますから、そう言った点もできるようになってくるとありがたいですね」。
そうなった時、事務はメーカーからも頼られるようになる。信頼が厚くなれば、仕事はますますはかどるようになるという。
チームで補いあって対応するし、お客様にも頼られるようになる。
このSCは、所長と営業3名、事務1名の社員5名に、外注業者の配送1名という布陣だ。このように、当社は全国に550拠点あるSCが地域密着で動いているため、任せられた拠点は自ら考えて活動し、おのずとチーム力が向上する。そして、足りないところは補い、キャパオーバーしたら助けを求めるのは、もうごく自然に全員で対処している。
「事務の方は営業所にいる時間が一番長いため営業所内の状況を一番把握しやすいと思うので、営業がちょっとつまずいているとか、何が今大変なのかというところを察知する力が要ると思いますね。その上で、元気のない営業マンがいたらフォローして、のんびりしてる営業マンにはハッパをかけてやって私のフォローもしてほしいですね(笑)」。
一方、お客様は数十人規模が数社、大半が個人事業主という構成で約150社あり、毎日のようにやりとりもある。
「どちらかというとビジネス的というよりは人と人でつながっている営業の色合いが濃い、それが当社らしいんですね。だけど、今までは、お客様がうちの会社に頼れるのは営業担当しかいなかったと思うんです。だから、ああ、あの事務員がいるっていうことで、営業と二枚看板っていうか。バディーのような、そういった形でやってもらいたいですね」。
お客様から営業所に電話がかかって来た時に、営業と同じように対応してくれる事務がいる。これほど頼りになることはない。営業所によっては、むしろ事務の○○さんに出てほしいと願うお客様までいるという。