事業紹介キャリア採用

キャリア採用
RECRUITMENT

水と住まいの事業/セディアC&P
●電気設備設計

社員インタビュー

セディアC&Pは、当社グループの中の住設分野における新規事業で、住宅メーカー様をお客様にキッチンやシステムバスなどに関わる給排水設備と電気設備の設計をする支援サービス、および水道工事向け現地調査サービスを提供している。また、これらに関するエンドユーザー様からの問い合わせやクレームなどを受け付けるコールセンターも運営している。

デザイン感覚で設計図を見たら、興味が湧いた。
今は、もっと技術を磨きたい。

プロフィール

セディアC&P 電気設備設計

キャリア入社2年目。美大のグラフィックデザインを専攻、卒業後はweb制作会社でコーディングなどを担当。その後、大手サブコンに転職して電気設備の設計を経験。もう少し川上の設計に触れたいと当社に転職し、電気設備設計を担当。

グラフィックデザイン→web制作→CAD設計図と、興味が深まっていき。

美大でグラフィックデザインを専攻。IT系企業に就職し、web制作を担当した。ある時、CAD図面を見て設計図に興味が湧き、大手サブコンに転職して電気設計のCADオペレーションを担当、都内の某競技場の電気設備設計にも携わったという。
「最初は電気なんてまったく分からなかったけど、設備に使われる電気の容量や配線のサイズなんかは計算式があるんで、それに当てはめればいいんですよ。CADも初めてだったけれど、グラフィックデザインのソフトに慣れてたので問題なかったです。まったく未経験の人も今の職場にいますけど、2ヵ月程度で動かせるようになると思いますよ。」
その後、CADオペレーションではなくてもう少し設計の川上に触れてみたいと、当社に入社。現在2年目だ。

室内の配線を設計し、電力量を計算して電力会社と調整して、妥当な部材を指示。

電気設備の設計支援で対象となるのは、主に集合住宅だが戸建てもある。その主要業務は、お客様からいただく住宅の設計図に従って、室内の照明やコンセント、スイッチなどの配線やインターネット回線の配置を詳細に設計することであり、消費する電力量を計算して適切な値を出し、電線など適切な部材を選択することだ。
「各地の電力会社が電柱とか地下端末とかで電力供給網を整備しているので、電気はそこから住宅に引き込むわけですが、その入り口が配電盤なんです。よって、私たちの仕事は配電盤の後の室内配線を設計することですし、配電盤の手前では電力会社との調整業務があるんです。集合住宅の1階にクリーニング屋さんやファーストフード店などの商業店舗があることもしばしば、電力の消費量が半端じゃないので、あらかじめ許容量を示して認可いただく必要があるんですね。」

住宅に同じものはない。個別事情を考慮して設計する、これが面白い。

仕事の流れは、まずプランチェックといって住宅の入居者や設備の要件など個別事情を元に計画すること。次が、それらをお客様や電力会社と検討・調整していく事前協議、そして、実際に設計と、3つのステップがあるという。
「このプランチェックが大切なんですが、ここに掛けられる時間が1日くらいしかない。だからすごく集中するんですよ。その後は、問題の解消に向けてやり取りして設計図を修正し、最終的に20枚の図面くらいを納品するんです。ここまで3ヵ月でしょうか。私たちの担当期間はもっと短いんですけどね。そういった案件が月に5つくらいあります。やっぱり、同じ物件はないし、だからその都度、自分で考えていくというプロセスがあるので頭も使いますし、楽ではないけど面白いですよ。」
現在3人の女性メンバーだが、さっぱりしていて職場は明るいという。ゆくゆくは技術をもっと高めていきたいと意気軒高だ。

業務データ
  • お客様・仕入先様の特徴・規模
    大手住宅メーカー、集合住宅が中心で戸建てもある
  • 設計支援業務
    月に5~8件、1件につき3ヵ月ほど担当し、20枚の図面を納品。
マネージャー
インタビュー

CADオペレーション力をベースに、建築に関わる設備設計の技術者へ。

セディアC&P 設備設計

モノ売りから、コト売りへ。グループ初挑戦の新規事業。

セディアC&Pは、2021年にスタートした渡辺パイプの新規事業です。これは、住宅メーカーのお客様に対して、戸建てや集合住宅の給排水設備や電気設備の設計支援と、水道工事向け現地調査といういずれも技術サービスそのものを提供するという事業で、従来のモノを売る事業とは大きく異なる当グループにとってのチャレンジでもあります。この分野は、これまで業界の中ではきちんと確立されていないプロセスでしたが、人手不足やIT化の進展によって専門性がクローズアップされニーズが高まってきた新しい領域なのです。また、これは社名に冠したC&Pがコミュニケーション&プランニングであるように、人の力そのものをお客様に選んでいただくことを目指す事業であり、まさに人材にかかっているとも言えるでしょう。よって、当社社員には3DCADオペレーションをスタートラインに、ゆくゆくは技術者になってほしいと思っています。

「設備設計」のスペシャリストとして、建築設計に関わる。

さて、住宅を建てるにはまず設計図が必要ですが、メーカーが重視しているのは意匠と構造計算で、申し上げたようにキッチンやシステムバスといった住宅設備に関する設計はその次となってしまいます。そこで、その分野は設備をよく知っている側が進めようと考えたのが「設計支援」という私たちのサービスなのです。とはいえ、どのような設備を使うのか、能力はどの程度なのかといった前段階までは住宅メーカー様の方で決めていただいて、私たちはそれ以降の設計、とくに設備をつなぐ配管や配線を中心に設計するわけです。そのときの注意点は、住宅を支える柱や梁を通り抜ける際の穴の有無や管や電線が通り抜けられる内径になっているか、あるいは、ぶつかり合って設置できないことにならないか、そして、流体が流れるような角度がついているかといったような点を考慮しながら、プランを作り設計図に落とし込んでいくわけです。

私たちの書いた設計図が、住宅メーカー様・工事店様をめぐって渡辺パイプへの発注となる。

私たちは、このように配管計画を考え図面を仕上げて、必要な部材の情報や工場向けの加工情報などを加えてから、住宅メーカー様に納品するわけです。その後、住宅メーカー様が水道工事店様・電気工事店様に工事を依頼されて設計図を渡せば、工事店様から渡辺パイプに部材の発注書が届く仕組みになっています。その時、私たちが作った設計図もセットで回ってくるので、渡辺パイプはそれをグループ会社のパイプシステム工業に依頼して、管材などを加工・ピッキングし梱包して、指示のあった現場に送るという手順です。つまり、この仕組みによって、住宅メーカー様は自社で工事店様に頼まなくても設計ができ、工事店様も在庫を抱えることなく、かつ、ある程度組み上がった部材が届くので現場では配管を施工するだけで済むというメリットもあり、いずれのお客様にもご納得いただけるサービスが提供できるのです。